芳賀司法書士事務所

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2012年 07月 25日

強制執行手続きについて

売掛金請求訴訟などで判決を得た後のことについてご相談を受けることがあります。
実のところ「判決」を得てからの方が難しいケースが多々あります。
一般的に判決内容は「被告は原告に金いくらを支払え」としかありません。

簡単に言うと裁判所は金銭債権の責任や有無を判断する場所であって
支払いを確約する機能はありません。
ですので、判決が出ても支払いをしないというケースがあるのです。
ほとんどの場合は支払いを拒んでいるのではなく
“払いたくても払えない”という場合だと思いますが
中には計画的に支払いから逃れようとする場合もあります。

そのような際に使用されるのが
「強制執行」という手続きになります。
テレビ等で家財道具を差押さえるシーンがありますが
あれは強制執行の動産執行と言います。
ただここで注意が必要なのは
よほどの資産家の家財でなければ差押えても大した金額にならないのです。
被告人が会社員の場合には給料を差押えたり
銀行預金を差押えたりすることは可能なのですが
そのためには相手の預金口座がどこにあるかなどを調べなくてはなりません。
これらの調査は裁判所がやってくれる訳ではなく自ら調べなくてはなりません。
また執行手続きは判決を得た裁判とは別の手続きですので
時間や費用が再びかかることになります。
執行手続きを経てもそれが空振りに終わってしまう可能性もあります。
ですので訴訟をする際には債権の回収までも含めた見通しを立てることが重要になります。



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by officehaga2012 | 2012-07-25 14:04 | 民事訴訟


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